買うよりも捨てるほうが難しい


2018/11/14

もう9年以上前のことです。


整理収納アドバイザーの2級認定講座を受けた時「買い物とは“希望”を買うこと」と講師がおっしゃっていたのを今でも覚えています。

 

買うということは、何かしら思い入れがあって自分の家に入れるということです。

 

それを捨てるということは、その思い入れを否定するという気持ちになってしまうのかもしれません。

 

本当はそんなことはないのだけれど、そういう気持ちになった場合、転換するのは簡単ではないでしょう。

 

捨てるという行為に至るまではいろいろな背景があると思います。

 

あまり使わなかったとか使いこなせなかったとか。

 

モノと自分、思い入れがあり、思い出になります。

 

ですから、捨てるという行為は、ものすごくエネルギーが必要なことです。

 

使ってないけど、捨てられないモノ。

 

そればそれでアリだと思います。

 

私にもそういうモノがありました。

 

独身時代、背伸びして購入したものすごく高価なスーツ。

 

とても気に入っていて、たくさん着ました。

 

それを着て出かけたいろいろな場面がそのスーツに思い出として宿ってしまいました。

 

「捨ててはいけないモノ」という思いが定着しました。

 

しかし、なんでしょう?

 

「捨てないモノ」という気持ちを「捨てなくてもいいけど、いつ捨ててもいい」と思うようになった時。

 

すんなりと手放すことができました。

 

思い出を否定するという気持ちではありません。

 

その「モノ」は、モノとしての役割を果たしたのです。

 

自分の中には記憶だったり記録だったりで残される。

 

すると、捨てる方向に気持ちが向かいました。

 

それがいつ、どのタイミングで来るのかはわかりません。

 

しかし、そういうことがあると意識するだけで、モノの持ち方が変わります。